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最新の活動報告
権威ある教育イベントに出展!2024年全国高等学校情報教育研究会の参加ふり返り
記事の概要
2024年8月3日、4日に、400名以上の教育関係者が集った第17回全国高等学校情報教育研究会(愛知大会)にメンターのすかねきさん、もりくらげさん、megmishさん、けんちょんさんと共に参加してきました。この大会は全国の情報課における様々な先進的実践事例を共有する会であり、情報課の世界では最も権威のある大会です。この2日間では、ベネッセやソフトバンク、日経などの企業が出展するなか私たちも同じ舞台で出展し、パンフレットや口頭での宣伝を通じて魅力を伝えることができました。この記事では、全国高等学校情報教育研究会の概要と私たちのそこでの立ち回りを簡単に紹介します。
1日目の様子
このイベントの行程表は、以下の通りでした。
【1日目(8/3)】
13:00 ~ 14:35:開会行事・基調講演
14:35 ~ 14:50:休憩
14:50 ~ 15:55:分科会(セッション1・2) 1件につき発表20分 質疑応答5分
15:55 ~ 16:55:外部団体展示/教員の方によるポスターセッション/VR体験会
16:55 ~ 17:20:終了予定
17:20 ~ 19:00:懇親会
*太字の箇所が、私たちが関わったセクションです。
この中で我々はポスターセッション/企業展示、そして懇親会に関わりました。
100枚のパンフレットを渡せた外部団体展示
全国高等学校情報教育研究会は、ただ教員の方々の事例発表を行う会ではありません。その他に、来場された教育関係者の方向けの企業、外部団体展示のブースも用意されており、私たちはそこで2日間出展しました。私たちの展示ブースの方針は「無償での訪問授業紹介」に尽きました。詳述すると、私たちは様々な学校で無償での課題研究、プログラミング授業支援活動に49回以上取り組んできたのですが、この魅力を全国の教員の方に伝える事が、今回の展示の指針でありました。
8月3日は約1時間、展示を行うことが出来ました。
紹介に当たっては、実際に当団体のメンターとして授業をされたことがある國武悠人さんともりくらげさん、megumishさん、けんちょんさんにご助力いただいた他、文科省の授業動画を作ったこともある著名な情報課教員である鎌田高徳先生にもご助力いただきました。
3日は私たちから教員の方に話しかけるのではなく、原則品位ある待ちの姿勢(興味を持ってくださった方にのみ団体概要を伝える)で臨みました。展示の時間自体は1時間程度でしたが、興味を持ってくださった方には周りの教員の方に渡すためにパンフレットを2、3枚配り、実際の授業の様子を伝えるなどして信用できる団体であることを伝えることに成功しました。また、情報課教員界隈で著名人である鎌田先生のご協力もあって、当日は多くの教員の方々が私たちの展示をご覧になっていました。
初事例:教員の方によるポスターセッション
私たちは企業展示と並行して、教員の方による実践事例のポスター発表にも関わることが出来ました!
具体的には、東京都立新宿山吹高等学校という学校にて私たちが2年半支援してきた競技プログラミングの授業成果について、イデアルとメンターのけんちょんさん、そして中山先生という教員の方の3名で発表いたしました!新宿山吹高等学校はここ2年半で、EGOI(世界女子情報オリンピック)という競技プログラミングの世界大会に、進学校に混じって代表選手を輩出できるまでに成長しました!そのような強烈な事例をもたらせたことや幸い展示ブースの立地が良かったこともあって、1時間の展示時間の中で50名以上の教員の方に興味を持っていただけました。
因みに、教員の方の展示に外部団体(企業関係者、一般社団法人関係者等)が関わることは本大会では初の事例であり、文科省も推進している「教員と外部団体の連携」は、私たちの関与によってこの大会でも更に進められていく見込みです。
180名以上が参加した懇親会
企業展示やポスター発表の後は、教育関係者の方々180名以上が集う懇親会にも、団体スタッフのイデアルが参加しました!その立食パーティーの中で多数の教員の方々とも個人的に関係を深められたうえ、今回は運が良く仲締めの言葉をイデアルが担うことができ、結果参加者全員の注目する場で団体の概要と無償授業について紹介する事にも成功しました。
その結果、3日全体では150枚ほどパンフレットを配ることに成功しました。
2日目の様子
2日目(8/4):
9:30 ~ 12:00:分科会
12:00 ~ 13:00:休憩
13:00 ~ 14:00:ポスターセッション/外部団体展示
14:00 ~ 14:10:休憩
14:10 ~ 15:15:講演
15:15 ~ 15:45:閉会行事
*太字の箇所が、私たちの団体が出展したセクションです。
この中で我々は分科会、外部団体展示に関わりました。
初事例:分科会発表における協賛
4日、私たちは前日のポスター発表に続いて、教員の方による実践事例の登壇発表にも関わることに成功しました!昨日も協力していただいた鎌田高徳先生の発表にて、私たちの団体についても紹介いただけた次第です。因みにこの鎌田先生の発表、朝早い時間帯にも拘らず70名以上の方が聞きに来ており、用意された座席を余裕で超過する人気さのものでした。そのような場にて我々の団体について紹介いただけたのは大変ありがたいことでした。
言うまでもないことですが、3日のポスター発表に並んでこの口頭発表での外部団体(企業関係者、一般社団法人関係者等)の関与についても、やはり本大会では初の先進的な事例であります。
ラストスパートの企業展示
その後は最後の1時間、再び外部団体展示に勤しんだ次第です。
先日に引き続きメンター4名に協力者の鎌田先生も展示に協力してくださりましたが、2日目という事もあって全体の参加者が下がっていることなどもあって必ずしも展示は好調ではありませんでした。
そのようなことを受け、2日目は待ちの姿勢をとらず、ある程度こちらからもパンフレットを配ってゆく方針に変更しました。そのような柔軟な対応もあって、4日は75枚のパンフレットを配布することができました!
2日間合わせると、合計215枚ほどパンフレットを配れた計算になります。
総評:オンサイトならではの強みが知れた、情報教育界のビッグイベント
以上のようにして、私たちの3年半の活動の総決算は幕を閉じました。
今回の私たちの目的は、以下の3つでありました。①パンフレット配布数200枚以上
②名刺交換数20枚以上
②教員の方の展示との発表連携による実績の獲得
目標①と目標②については、それぞれパンフレット215枚の配布と35枚の名刺を獲得できたため、無事達成できたと言えます。また目標➂については、新宿山吹高等学校の中山先生の事例発表や横浜国際高等学校の鎌田先生に私たちの団体が発表に関与することが出来たことで、私たちは全国高等学校情報教育研究会初の教員発表に関わった初の外部団体として実績を得ることが出来ました。
これらの目標達成により、私たちはさらに高まった知名度と信頼性の元教育活動に励んでゆける見込みです。総じて、私たちの伝えたいことを全て余すことなく伝えられた、至上の大会となりました。
これを機に、私たちは公的機関での教育活動全般をさらに推し進めてまいります。具体的には、従来の学校での訪問授業だけにとどまらず、教員の方向けのセミナーやワークショップなどの開催も検討している次第です。今後の私たちの活動に、乞うご期待ください。