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団体初のオンサイトイベント!東京都高等学校情報教育研究会、研究大会を振り返る

記事の概要

2024年3月26日、私たちは東京都県高等学校教科研究会主催の研究大会に参加しました!これは例年東京都中の教員の方々が参加されるイベントであり、以前参加した神奈川県情報部会実践事例報告会(詳しくはこちらの記事をご参照ください)とは違ってオンサイト(現実世界に参加者が集う)のイベントでした。このイベントは10年以上の歴史がある事もあってか東京都の情報課教員の方々に根強い人気があり、実際当日は雨天だったにもかかわらず116名もの教育関係者の方々が、会場である新宿区の日本電子専門学校7号館に集まりました。

この記事では、このイベントがどのような内容のものだったのか、そして私達がそのようなイベントにどのような形で出展したのかについて、画像を交えながら紹介いたします。
この記事が教育関係者の方々にとって、何らかの参考になれば幸いです。

会のタイムスケジュール

来場者で混雑する企業団体展示ブースの様子。ベネッセやカシオ等の著名な会社も多数出展していた。

このイベントの行程表は、以下の通りでした。

10:00 ~ 10:10
開会のあいさつ
10:10 ~ 11:50
慶応義塾大学環境情報学部教授, 植原 啓介氏による基調講演
11:50 ~ 13:20
昼食休憩・企業団体展示見学
13:20 ~ 14:20
東京都立高校の教員の方2名による、授業実践の口頭発表
14:20 ~ 15:00
ポスターセッション・企業団体展示見学
15:00 ~ 16:30
東京都立高校の教員の方3名による、授業実践の口頭発表
16:30 ~ 16:35
閉会あいさつ

*太字の箇所が、私たちの団体が出展したセクションです。

以下に、それぞれのセクションを簡単に説明します。
開会のあいさつ:運営者の方々が、今回の会の概観を手短に語りました。
慶応義塾大学環境情報学部教授, 植原 啓介氏による基調講演:慶応義塾大学より、ゲストスピーカーとして植原啓介氏が登壇、未来を切り開くための情報分野の初等中等高等教育についてデータや研究などを交えて建設的に、かつ面白い切り口で語りました。
昼食休憩・企業団体展示見学昼食をとりつつ、講演ブースとは別にある企業の展示スペース(見本市のような場所)にて、各教育企業の最新商品を眺められるセクションでした。私たちはこの企業団体展示に、これまでの活動実績が認められ出展することが出来ました。
東京都立高校の教員の方2名による、授業実践の口頭発表:都内高校の教員の方々が、1年間の授業実戦で得た知見(主に情報科に関する内容)を発表したセクションです。
昼食休憩・企業団体展示見学次の口頭発表までの40分間、企業の展示スペースにて、各教育企業の最新商品を眺められるセクションでした。こちらにおいても私たちは団体の紹介に取り組んだ次第です。
東京都立高校の教員の方2名による、授業実践の口頭発表:都内高校の教員の方々が、1年間の授業実戦で得た知見(主に情報科に関する内容)を発表したセクションです。
閉会あいさつ:本イベントの主催者の方々が、今回の会の総評をなされました。

展示の様子

やりたいこと支援サークルの展示ブースの様子
左から國武悠人(すかねき)氏、もりくらげ氏。

私たちの団体は、先述の企業団体展示のセクションにて「はじめまして、やりたいこと支援サークル」という方針の展示を実施しました。これは具体例には、私たちの団体を全く知らない教員の方々に理解と親しみを持っていただく事を念頭に置いた指針であり、具体的な授業実践の事例紹介というよりは、当団体の主な活動(授業やオンラインイベント、YouTubeのやコミュニティの運営など)をざっくり紹介するというブースを開きました。

紹介に当たっては、実際に当団体のメンターとして授業をされたことがある國武悠人さんともりくらげさんにご助力いただき、団体に興味を持たれた教員の方に詳しい授業内容を説明する役割を担っていただきました。

今回のイベントでの目標は、知名度向上のために準備した団体紹介リーフレット109枚の内55枚を渡すというものでした。この目標はなんと楽々達成でき、さらに驚くことに109枚中105枚という、約95%にあたるリーフレットを配布し終えることが出来ました。ご関心を持ってくださった教員の方々には、感謝申し上げます。

配布した団体紹介リーフレット。教員の方向けであることを意識し、訪問授業を軸とした活動遍歴が8ページにわたって記載されている。

総評:オンサイトならではの強みが知れた、情報教育界のビッグイベント

以上のようにして、私たちは今回の研究大会にて、企業団体展示を有意義に活用することが出来ました。参加した所感としては、オンサイトイベント特有の参加者の方との距離の近さを体感できたイベントでした。私たちにとって所謂オンサイトのイベントに出展することは今回が初めてであり、開始前まではオンラインイベントと比べて雰囲気がどれだけ違うのか未知数でありました。

イベント開始後に分かったことは、オンサイトイベントの方がオンラインイベントより圧倒的に信頼を得やすいということです。具体的には、オンラインイベントなら一方向の展示や登壇しかできないことも多い他方、今回のイベントではブースに関心を持たれた方に団体の紹介を丁寧に行えたり、その場で生じる質問にメンター達の力もあって柔軟に答えられたりしました。更に、オンサイトは現実の場所を取っている関係上、元々は他の企業さんのブースにしか関心が無かった方も私たちの展示に興味を持つという事態が発生しやすかったのです。これらのことに加え、参加企業団体の中で唯一企業でなかったという目新しさもあって、私たちはリーフレットを殆ど配り終えるという形で、理想的な広報活動を行うことが出来ました。

質問された教員の方に対し、自身の授業実践の経験を踏まえて丁寧に活動の解説をするメンターのもりくらげ

やはり参加者の方と生の会話ができるという利点は、団体をただ知ってもらうだけでなく、団体を信頼していただくためには見過ごせない利点です。今回の会の企画、主催に全力を賭してくださった東京都高等学校情報教育研究会の皆様、そして当日の研究大会を共に形作ってくださった他の登壇者、企業の方々には心より感謝いたします。そしてこれを機に今年度以降、私たちは様々なオンサイトイベントに登壇し、団体の知名度向上、ひいてはそこからのより広い範囲の若年層の方々の自己実現支援の活動に繋げてゆく見込みです。今後の私たちの活動に、乞うご期待ください。

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