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全国の教育関係者が参加!2023年度神奈川県情報部会実践事例報告会への登壇を振り返る

記事の概要

2023年12月26日、神奈川県高等学校教科研究会主催のオンラインイベント「実践事例報告会」に、やりたいこと支援サークルが登壇しました! こちらの会は、毎年全国より教育関係者の方々が参加されるイベントであります。私たちは2022年も登壇させていただいたのですが、昨年は267名の方が参加され、また文部科学省の関係者の方も登壇されていました。内容としては、毎年全国より様々な情報科教員の方々が、それぞれの授業実践の事例を共有する会であり、参加するすべての教育者が互いの知見を共有し合える、建設的な事例共有のイベントとなっています。

この記事では、私達がそのような格式高いイベントにどのようなテーマを以て登壇したのか、さらに全体のスケジュールはどんなものだったのかなどについて、画像を交えながらご紹介いたします。
教育関係者の方々にとって、この記事が何らかの参考になれば幸いです。

充実のタイムスケジュール

当日のタイムスケジュールは、こちらのとおりです。午前9時からはじまり、そこから午後4時までの約8時間の間、動画とポスター2種類での発表を楽しむことが出来る、濃密な実践事例共有を楽しめる会となりました。

9:00 ~ 9:10:オープニング
9:10 ~ 10:30:動画発表の視聴時間
10:30 ~ 11:25:オンデマンド発表者との座談会(私たちが登壇しました)
11:30 ~ 13:00:ランチミーティング
13:10 ~ 15:40:ポスターセッション
15:40 ~ 16:50:クロージング

以下に、それぞれのセクションを簡単に説明します。
オープニング:運営者の方々が、今回の会の概観を手短に語りました。
動画発表の視聴時間:事前に撮影した動画の視聴を通じて、全国の教育者の実践事例を学ぶ時間でした。私たちもこの形式で実践事例の共有に臨みました。
オンデマンド発表者との座談会:動画を共有された登壇者達に対する感想、質疑応答の時間でした。私も代表として、質疑応答に対応した次第です。
ランチミーティング:
昼食をとりつつ、他の参加者と対談を楽しめる時間です。私は、別枠で登壇されていた当団体メンターのけんちょんさん達と共に、対話を楽しんだ次第です。
ポスターセッション:の方々が、今回の会の概観を手短に語りました。
動画発表の視聴時間:事前に作成したポスターと当日のプレゼンテーションを通じて、全国の教育者の実践事例を学ぶ時間でした。
クロージング:昼文部科学省と関わりのある方や、神奈川県教育委員会の方等要職の方々より、今回の会の総評がなされました。

登壇で伝えた内容

私たちの団体は「プログラミングのワークショップ、ならび訪問授業の価値」をテーマとして発表しました。

近年教育の世界においては、プログラミング教育の重要性が声高らかに叫ばれています。実際、プログラミングをテーマとする学習塾は、もはや子供の人気の習い事です。そのような状況の中で、学校にいる先生方の中には、如何にして生徒の方々にプログラミングに興味を抱いて頂くかにおいて、苦戦されていることも多く見かけます。
そこで私たちの発表では、生徒の方々が楽しめ、また成長できるようなプログラミングの授業の一例として、ワークショップ形式でのプログラミング授業の価値をお伝えしました。
また同時に、私達のような教員ではない者たちが行う授業の利点についても、解説した次第です。

そのような知見を語るに至って活用した実践事例は、2023年の7月25日から27日の3日間、神奈川県立横浜国際高等学校にて実施した訪問授業です。述べ10名のプログラミング初学者の生徒の方々が授業に参加してくださり、また授業後アンケートの満足度は1~5のうち平均値4を記録できました。この授業についての実践事例を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

そして発表終盤では、私たちの団体が現在無償で開催している、訪問授業についても紹介しました。外部講師を授業に取り入れてみることは、先生の負担を減らすだけでなく、生徒の方々の授業満足度も高めてくれることが多いです。何故ならば、生徒の方々も各授業について学ぶ際は、授業内容を身近に、そして実際に活用して人生を豊かにしている人たちと対話しながら学びたいと考えていることが多いためです。プログラミングで生計を立てている人や、それを生涯の趣味としている人から話を聞くということは、生徒の方々にとって実りが多いものです。この記事を読まれている教員の方も、課題研究からプログラミングまで幅広く対応できる当団体の授業依頼について、もしよければご検討してみてはいかがでしょうか。

総評:登壇者を称える、教育界のビッグイベント

 
以上のようにして、実践事例報告会における私達の発表は幕を閉じました。
一参加者として今年度の実践事例報告会に対して感じたことは、ポスターセッションというものの有益性です。これは先述した通り、所謂ポスターやスライドを元に、登壇者が直接その場で話すという形での知見共有のセクションでした。この発表形式には、その場で登壇者に直接質問することが取り組みやすいという利点があり、実際私も登壇者の方に質問を実施することが出来ました。さらに、このセクションを通じて、私達と近い活動をしているデジ連(デジタル連合)さんの存在などを知ることもでき、参加者としても、登壇者としても2回楽しめるイベントでありました。

とにかく登壇者の方に対するリスペクトが強い会ですので、この記事を読まれた教員の方で情報部会と関わりがある方は、機会があれば来年の実践事例報告会に、この会にて登壇する事をご検討してみてください。

企画、主催に全力を賭してくださった神奈川県情報部会の皆様、そして実践事例報告会を形作った他の登壇者の方々には最大限感謝いたします。そして今回の登壇実績をさらに活かし、来年のやりたいこと支援サークルは、さらに多くの公的な教育機関と連携しての授業開催と、従来のオンラインコミュニティ運営を並行して行っていく所存です。今後の活動に、乞うご期待ください。

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